ライティングについて学ぼう

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複数のライトを使う

1つだけでは足りない

複数のライトを使うと、奥行きを表すことができます。
すると立体感が増し、臨場感が視聴者に伝わります。
よって、本格的なライティングをするなら、最低でも3つのライトを用意することをおすすめします。
これがライティングの基本の、三点照明だと覚えておきましょう。
三点照明では、キーライトとフィルライト、バックライトの3つを使います。

まずキーライトですが、こちらは被写体を照らすために使われるライトです。
他よりも強い光を出せるライトを使い、被写体の斜め上に設置してください。
左右はどちらでも構わないので、被写体がより魅力的に見える位置を探ってください。
ちなみにホラー作品では、キーライトを被写体の下に設置することもあります。

下に設置するライト

バックライトは名前の通り、被写体の後ろに設置します。
しかし他に細かいルールはないので、角度や位置は被写体に合わせて好きなように設定して構いません。
このバックライトがあると、被写体の輪郭が強調されるというメリットがあります。

フィルライトは、キーライトを使った時にできる影をフォローするためのライトです。
たとえば被写体の影を薄くしたい時は、フィルライトをキーライトの反対側に設置してください。
さらに影を少しだけ残した映像を撮りたい時は、フィルライトの部分はライトを使うのではなく、レフ板だけを使うテクニックがあります。
キーライトの光をレフ板で反射させると柔らかい光を出せるので、工夫しながら好みの影を作ってください。


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